先日購入したPlanar T* FE 50mm F1.4 ZA「SEL50F14Z」の試写に早速行ってきました!いつものように、この「試写」コーナーはすべて「JPEG撮って出し」でお送りします。クリエイティブスタイル「スタンダード」で「コントラスト」「彩度」「シャープネス」はデフォルトの「±0」のままです。ホワイトバランスは「AWB(オート)」、AWB時の優先設定「標準」です。なお、減光のためSONY ZEISS T* 円偏光フィルター「VF-72CPAM」を使用しております。

ロケーション・構図などは以前別のレンズの試写で撮影したシーンを流用したものが多いです、笑。ご了承くださいませ。また今回は開放F値F1.4多めに撮影しております、笑。

まず最初はこの一枚です!

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1/125秒 F1.4 -0.3EV ISO100 絞り優先AE α7R III × SEL50F14Z × ZEISS T* C-PL
開放F1.4で狙ってみました!量感のある非常に優しいボケ味ですね!Gレンズのボケ味のようにとろける感じではなく、しっかりと形状がわかるようなボケ質に感じます。玉ボケは口径食の影響が見受けられますね。ピント面はそこそこシャープですが、カリッカリな感じではなく、優しい描き方に感じます!しかし立体感ありますね~!


同じ構図でボケの比較のため、F2.8でも撮ってみました!

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1/50秒 F2.8 -0.3EV ISO100 絞り優先AE α7R III × SEL50F14Z × ZEISS T* C-PL

ピントピークが引き締まりましたね!キリリとよりシャープさを増しました。ボケ質は同じ方向性で優しいボケ味に感じます!


次も絞りを変えて2パターン撮りました。まずは開放F1.4!

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1/640秒 F1.4 +0.0EV ISO100 絞り優先AE α7R III × SEL50F14Z × ZEISS T* C-PL

解像力もそこそこありますが、以前撮ったSonnar T* FE 55mm F1.8 ZA「SEL55F18Z」と比較すると、SEL55F18Zの方が解像力はありそうですね。ただこの画は開放F値での画。それを考えると十二分な解像力にも感じます!


次はF2.0!

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1/400秒 F2.0 -0.3EV ISO100 絞り優先AE α7R III × SEL50F14Z × ZEISS T* C-PL

開放の画と比べると、いかに開放F1.4からバリバリ写っていたか分かりますね!F2.0まで絞っても大差ないような気がします。


次も開放F1.4です!

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1/500秒 F1.4 -0.3EV ISO100 絞り優先AE α7R III × SEL50F14Z × ZEISS T* C-PL

好みが分かれそうなボケ質ですね!すごい強烈な円形ボケに感じます!浮き立つような描写はインパクトありますね!


次も開放F1.4です、笑。

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1/1250秒 F1.4 +0.0EV ISO100 絞り優先AE α7R III × SEL50F14Z × ZEISS T* C-PL

いやぁ~強烈なボケです!開放だとこのような印象的なボケ方をするようですね!


次はF2.0です!

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1/1250秒 F2.0 +0.3EV ISO100 絞り優先AE α7R III × SEL50F14Z × ZEISS T* C-PL

前ボケは非常に滑らかに感じます!F2.0まで絞るとピントピークのシャープさがより際立ちますね!またとてもヌケのよいコントラストの高いメリハリ利いた描写ですね!


次はまた開放F1.4です、笑。

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1/640秒 F1.4 -0.3EV ISO100 絞り優先AE α7R III × SEL50F14Z × ZEISS T* C-PL

フリンジはいかがでしょうか?ギリギリ粘っている印象ですね、笑。また背景は騒がしくなりやすい状況ですが、それほどうるさく感じませんね!ボケの輪郭が色付きしやすいシーンでもありますが、こちらもギリギリ粘っている感じがします、笑。


次も2パターン撮ってみました。まずは開放F1.4から!

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1/250秒 F1.4 -0.7EV ISO100 絞り優先AE α7R III × SEL50F14Z × ZEISS T* C-PL

やはり量感のあるボケ味、と言えるでしょうね。ドロドロに溶ける感じではなく、何が存在しているのか判別できるくらいの量感はあります。でもボケは強烈、面白い描写ですね!


次にF2.0です!

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1/125秒 F2.0 -0.7EV ISO100 絞り優先AE α7R III × SEL50F14Z × ZEISS T* C-PL

F2.0でも周辺には口径食の影響が見受けられます。ただ玉ボケ自体は、年輪ボケのような感じではなく、綺麗な玉ボケだと思います!これくらいのボケ味だと自然に、また状況が伝わるボケ質でいいですね!


試写前編の最後はもちろん開放F1.4です、笑。

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1/2000秒 F1.4 -0.7EV ISO100 絞り優先AE α7R III × SEL50F14Z × ZEISS T* C-PL

ヌケが良くコントラストもかなり高いですし、距離感によるようですがボケ質もとても良好だと思います!またカリカリではないですが程よくシャープで解像感も高いですね!SEL55F18Zとの決定的な違いはボケ味じゃないでしょうか?またSigma 50mm F1.4 DG HSM│Artと比べると、50mmArtはボケ質がどろどろに溶ける系でしたが、Planar50mmは優しく自然なボケに感じます!解像力は50mmArtの方が高いですね!ただPlanar50mmが決して緩い訳ではなく、程よいシャープさに感じます!

SEL55F18Zは総じて硬い印象でしたが、SEL50F14Zは対照的に柔らかく優しい写りに思えます。50mmArtとはボケ質・ボケ味の好みの問題になるかもしれませんね。私はプラナー贔屓なので、プラナーのボケ味が好きです、笑。50mmArtはGレンズなどと同系列のボケ味でしょうか?Artラインのボケは芸術性が非常に高いボケですよね、笑。

距離によるボケ方の変化が曲者ですが、AマウントのPlanar T* 50mm F1.4 ZA SSM「SAL50F14Z」も似たような傾向でしたので、特に私的には問題ありません、笑。解像力も似た傾向ですが、SEL50F14Zの方がより良くなっている気はします。発色はこちらの方が大人しめ?でしょうか?SAL50F14Zの方がもっとド派手だったような気がします、笑。

今回は前後編2回に分けてお送りします!後日、試写後編をお送りします!お楽しみに!